経営理念の持つ力とは

Saipan. One hands is holding a glass sphere and it projects the sky and the clouds at the beach.

皆さんこんにちは、アイ・コンサルティングの畑中です。

 

年度末も終わり、気持ちも新たに今期の目標に取り組みだされている企業様も多いのではないでしょうか。

突然ですが、一体これは何か分かりますでしょうか?

 

 

「いつも、人から」
「おもしろおかしく」
「がんばるぞ」

 

 

ん?

 

 

では、こちらはどうでしょうか?

 

 

「私たちは “みんなと暮らすマチ”を幸せにします」
「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」

 

 

そうです、正解は・・・「経営理念」になります。
タイトルからバレバレですね・・・。(笑)

 

 

 

上から、「高島屋さん」、「堀場製作所さん」、「バーグハンバーグバーグさん」、「ローソンさん」、「京セラさん」の経営理念です。

 

 

 

 

これらは数ある経営理念のごく一部で、表現が端的なものから、明確なもの、ユニークなものまで様々なものが存在していますが、そもそも、経営理念とは一体どういったものなのでしょうか?

 

 

 

経営理念は、その企業の存在意義や使命、経営姿勢を普遍的に表したもので、同時に企業のあるべき姿や、理想像も表現をしています。

 

 

 

また、その中には経営者の哲学や信念、中には従業員の夢が込められているものもおり、例え経営者が変わっても、長期にわたって受け継がれるものとされています。

 

 

 

この経営理念を通じて、企業は「我々は何のために存在するのか、どの様な目的で経営を行うのか」といった基本的な考え方を、社会や顧客、従業員等、社内外に向けて表明しています。

 

 

 

 

貴社には経営理念はありますでしょうか?

 

 

 

特に中小企業においては、経営理念のない企業も多く、ある調査では中小企業の5割程しか経営理念を策定していないとの結果が出たそうです。

 

 

 

「日々の業務も忙しいし、経営理念なんてつくる時間ないよ。ましてやそんなものあっても売上や利益が上がる訳じゃないし、意味ないよ~!!」

 

 

私自身、中小企業の経営者様より上記の様なお言葉を聞いた事があります。

 

 

しかし、本当にそうなのしょうか?

 

 

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン、日本フイリップス株式会社などの外国資本の会社のトッ
プとして、非凡な業績を残した新将命さんは著書「経営の教科書」で、

 

 

 

理念・ビジョンは利益につながる」といっています

 

 

 

事実、日本で経常利益率の増加及び経常利益率と経営理念の有無について調査が行われたそうで、その結果20年間で、

 

経常利益額は、
経営理念のない企業は3.6倍に対し、
経営理念のある企業は7.8倍

 

経常利益は率は、
経営理念のない企業は2.16%に対し、
経営理念のある企業は8.07%と約4倍の差が生まれたそうです。

 

 

 

こうして見ると圧倒的な数値の差ですが、この差は一体何故生まれてくるのでしょうか?

 

 

 

そこで、経営理念を策定する(浸透する)効果を挙げていきたいと思います。

 

 

 

社内に対しては、

 

①意思決定がブレなくなる
事業活動の根本的な考え方として経営理念を位置づけることで、ブレることなく目的に向かって進むことができます。また、経営者だけでなく、従業員が正しい思考や言動を行う判断基準にもなります。

 

 

②意思決定が迅速化する
社内で同じ判断基準を有する事で、軸ができると共に、優先順位も明確になり、意思決定の選択がスムーズになります。

 

 

③企業風土の醸成
企業の価値観を共有し、活動の価値基準とすることでその企業ならではの風土を醸成する事に繋がります。

 

 

④団結力の高い組織形成
組織としての価値観を共有することは、関わる人びとの求心力を高め、強い集団を形成する事に繋がります。

 

 

⑤モチベーションが向上する
心から誇れる経営理念があると、これに携わる従業員も自分の仕事に誇りを持てるようになると共に、仕事をする意義が明確になり、やりがいへ繫がり、モチベーションが向上します。

 

 

⑥モラルが高まる
社会との関りとしての意義のある経営理念が存在する事で、従業員一人一人が、自分や自分の仕事に対する尊厳を持つと共に、経営理念が浸透すると従業員が相互に経営理念に沿った行動を監視し合う機能も働きます。

 

 

⑦優秀な人材の採用と定着
経営理念として、よい企業文化を社外に発信する事で、優秀な人材が集まりやすくなります。また、魅力的な経営理念を示す事で定着率が高まります。

 

 

 

また、社外に対しては、

 

⑧利害関係者からの信用が高まる
正しい経営理念の存在は、お客様や取引先、銀行等の利害関係者に対しても信用を高めより、友好的な関係性を築く事に繋がります。

 

 

⑨サービス力の向上
経営理念が従業員に浸透する事で変則的な状況に対し、柔軟に理念沿った判断や行動がとれるようになり、サービス力の質的向上を図ることができます。

 

 

⑩ブランド力の向上
正しい経営理念の存在は、利害関係者からの信用が高まることで、企業のブランド力が向上し、より効果的な営業活動を可能とします。

 

 

 

単に調査データをみるだけでなく、こうして経営理念により得られる効果を挙げてみると、経営理念は本当に多くの恩恵を企業に与えてくれる事が分かります。

 

 

 

これらの要素が複合的に絡み合い、その結果、業績も向上しているのでしょう。

 

 

 

しかし、経営理念はただ額に飾ってあるだけでは意味のないものになってしまいます。

 

 

 

それを、経営や業務における判断基準とする、また、従業員一人一人に浸透させ、行動や思考の判断基準としての生きたツールとして活用する事で、その効果を最大限に発揮していく事になるのでしょう。

 

 

 

実際、経営理念を利益に結びつけている企業は甘く見積もっても2~3%程と言われているそうです。

 

 

 

ん~、なんかもったいないですね。

 

 

 

新たに「経営理念」をつくり上げる事、ましてや「経営理念」を社内に浸透する事は、決して簡単な事ではありません。

 

 

しかし、「経営理念の持つ力」を改めて理解し、その壁を一つ一つ達成する事で、持続的な企業の成長発展へと繋げてみてはいかがでしょうか。

 

 

最後に、経営の神様、松下幸之助氏の言葉を載せさせて頂きます。

 

企業経営の成否の50%は経営理念の浸透度で決まり、残りの30%は社員のやる気を出す仕組み作りで決まり、残りの20%は戦略・戦術である。

 

 

 

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