部下を巻き込むことの重要性

ブログ20170626【部下を巻き込むことの重要性】(画像)

こんにちは、アイ・コンサルティングの谷川宏樹です。

 

本日のテーマは「○○○の重要性シリーズ」の第4弾「部下を巻き込むことの重要性」について。

 

職場で、例えば「今年の方針テーマ」や「今月のスローガン」などを決めて取り組んでいる方も多いかと思いますが、そのスローガン(以下、仮にスローガンとして話を進めます)をどうやって決めているでしょうか。

 

 

社長が決めているでしょうか?あるいは、部署ごとのスローガンであればリーダーが決めているでしょうか?

 

 

職場でスローガンなどを掲げると、なんだかとても良い職場になっていくような気がして期待を持ちますよね。でも、少し時が経つと、すぐにどこかへ忘れ去られてしまい、職場でそんなものを意識している人は誰もいない状態に・・・。なんて経験はありませんでしょうか?

 

 

皆がスローガンを意識し続けるようにすることはそう簡単なことではありませんが、もし、そのスローガンを、そのチームの長が一人で決めていたとしたら、それが浸透しない理由の一つかもしれません。

 

 

スローガンを思い返して頂くと、例えば「笑顔であいさつ」とか「5Sの徹底」とか「お客様第一主義」とか、客観的にみると、そりゃそうだよな、それは大事だよな、という「当たり前のこと」が多いのではないでしょうか?

では、突飛なことを掲げれば良いのか、というとそんな単純な話ではありません

 

 

例えば、色々な会社の経営理念や行動指針などを見てみて下さい。いかがでしょうか?

 

 

もちろん、オリジナリティが高かったり、ひねりがあって面白かったりするものもありますが、当たり前のことを言っているように思えるものが圧倒的に多くないでしょうか?

 

 

でも、その会社の経営者にその経営理念について語らせたら、きっと、当たり前のことを言っているというレベルでは無く、熱く語られるのだと思います。それは、自分自身が一生懸命に考えて作ったものだから、とても愛着があるためでしょう。

 

 

スローガンにしても、だいたい客観的には当たり前のことを掲げることが多いと思いますが、大事なのは、その当たり前のことに対して、皆がどれほど思い入れを持っているか、というところです。

 

 

そのためには、愛着を持てなければいけません。愛着を持つためには、自分で作ることが一番です。ただ自分一人で作れば、作った人だけが愛着を持つことになってしまいますから、皆でつくる、皆で作って皆で愛着を持つ、ということが大切です。

 

 

つまり、何か方針を決めたり、スローガンなどのテーマや文言を決める際には、なるべく部下を巻き込むことが大切です。みんなで参加をして決めたことでないと、なかなか一人一人が愛着を持つことができません。

 

 

聖徳太子の十七条の憲法をご存知でしょうか。
第一条は、有名な「和を以って貴しとなし」という言葉から始まり、現代語訳は次のようなものです。

 

【第一条(現代語訳)】
一にいう。和をなによりも大切なものとし、いさかいを起こさないことを根本としなさい。人はグループを作りたがり、悟りきった人格者は少ない。だから君主や父親のいうことに従わなかったり、近隣の人たちともうまくいかない。しかし上の者も下の者も協調・親睦の気持ちをもって論議するなら、おのずから物事の道理にかない、どんなことも成就するものだ

 

また、第十七条では次のように言っています。

 

【第十七条(現代語訳)】
十七にいう。物事はひとりで判断してはいけない。必ずみんなで論議して判断しなさい。ささいなことは、かならずしもみんなで論議しなくてもよい。ただ重大な事柄を論議するときは、判断をあやまることもあるかもしれない。その時にみんなで検討すれば、道理にかなう結論がえられよう。

 

 

第一条と第十七条において、つまり最初(冒頭)と最後(締めくくり)に繰り返して、「皆で協調性を持って議論してやっていくべし」ということを言っているのです。

 

また、そうすれば道理にかなう結論が得られる、とまで言っています。

 

 

実際には「皆で議論すれば絶対的な正解に辿り着く」ということは理論的にはおかしいと思います。ですが、皆で決めないと結局ものごとが進んでいかない、本当の正解であっても進まなければ意味が無い、であれば、現実的な正解(最適解)として、皆で決めたものが、結局は最も良い(最適な)答えとなる、ということなのだと、私は解釈しています。

 

 

ちなみに、歴史ついでのおまけに、もう1つ。

 

 

織田信長といえば一般的には、独裁的で有無を言わさず命令しているようなイメージが強いかと思いますが、その織田信長でさえ、人を動かすためにはみんなを巻き込むことが大切だということを、よく心得ていたようで、こんな話があります。

 

 

織田信長は、重要な意思決定をする際に、自分自身で最初から答えを決めていても、家臣たちを集めて、順番に意見を聞いたそうです。全員に意見を述べさせてから、自分の考えに最も近い考えについて、俺もそう思う、という形で意思決定をしたと言います。

 

 

家臣たち全員に発言の機会を与えたことと、最終的に家臣の意見を取り入れた、という形を取ったことで、上から押し付けたものではない、という格好にしていたのでしょう。

 

 

皆を巻き込んで参加させて物事を決めていくことが大切、というのは、少なくとも私たち日本人にとっては、古くから全く変わっていない基本中の基本、大原則なのかもしれませんね。

 

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