考え方の重要性

ブログ20170807【考え方の重要性】(画像)

こんにちは、アイ・コンサルティングの谷川宏樹です。

 

本日のテーマは「○○○の重要性シリーズ」の第7弾「考え方の重要性」について。

 

前回、第6弾「モチベーションの重要性」で、

 

成果 = モチベーション × 能力

 

という式を紹介しましたが、稲盛和夫氏は、人生・仕事の方程式を次のように示しています。

 

 

人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力

 

 

つまり、第6弾で紹介した式に、さらに「考え方」が要素としてプラスされているわけです。

 

 

考え方によって、成果や質、結果がガラリと変わる、という話はたくさんあります。

 

 

例えば、有名な話では「南の島で靴を売ろうとするセールスマンの話」を聞かれたことはあるでしょうか。

 

 

南の島に靴を売り込みに行ったあるセールスマンは、裸足で歩く現地人を見て、

 

 

「この島では靴を履く習慣がないので、靴は売れない」

 

 

と判断しました。しかし、別のセールスマンは、

 

 

「この島では誰も靴を履いていない。全ての人に我社の靴を履かせることができる極めて有望なマーケットだ」

 

 

と判断したのです。

 

 

全く同じ光景を見て、真逆の判断をする。これもプラス発想による前向きな考え方なのか、否定的なマイナス発想の考え方なのか、による違いです。

 

 

時間に対する考え方もとても重要だと思います。

 

 

例えば、親元を離れて暮らしている方が、毎年、お正月とお盆のみ、実家に帰って両親と一緒に過ごすとしましょう。

 

 

1回の帰省時に、2泊3日するとして、それも初日は昼頃に到着し、最終日は昼頃に出発するとすれば、2泊3日といっても一緒に過ごすのは丸2日間です。

 

 

その方の両親が現在60歳だったとして、平均寿命を超える90歳まで生きるとすると、あと、30年あることになります。

 

 

そう考えた時に、あと何日を両親と一緒に過ごせるでしょうか。

 

 

・毎年、お正月とお盆の2回、帰省する
・1回の帰省時に丸2日間一緒に過ごす
・あと30年、それを継続する

 

 

2回 × 2日間 × 30年 = 120日間

 

 

実はあと、120日間しか一緒に過ごせないということが分かります。実家に住んでいた頃は、毎日毎日一緒に過ごしていたので、1年あれば365日、一緒に過ごしていたわけですが、ふと気が付けば、合計で、あと1年の3分の1も一緒に過ごせない、ということになるのです。

 

 

このように捉えてみると、実家に帰省した時の両親との過ごし方、その時間の価値、その時間の質、その時間の有難さ、両親への感謝の念、・・・と、帰省して両親と過ごす時間が、考え方によって、全く違ったものになってくるのではないでしょうか。

 

 

そして、この

 

人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力

 

という方程式ですが、この「考え方」と「熱意」と「能力」は、もちろん、どれも重要な要素なわけですが、私の解釈では、これらは単なる横並び一線の掛け算ではなく、

 

 

①考え方、②熱意、③能力、の順に重要度が高いのではないか、と思えます。

 

 

例えば、「レンガ職人の話」を聞かれたことがあるでしょうか。こんなお話です。

 

 

旅人がとある国の町外れを歩いていると、とても大きな建物を建設しているところがありました。そこでレンガを積んでいた一人の男に尋ねました。
「あなたは何をしているのですか?」
「何って見ればわかるだろう。レンガを積んでいるのさ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなければいけないのさ。あんたには分からないだろうけど、暑い日も寒い日も一日中レンガを積んでいるのさ。腰は痛くなるし、手はこの通りさ。」
男はひび割れた両手を差し出して見せました。
「なんでこんなことばかりしなければいけないのか、まったくついてないね。もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに。」
旅人はその男に慰めの言葉をかけました。

 

少し先に行くと、一生懸命にレンガを積んでいる別の男がいました。
「あなたは何をしているのですか?」旅人は尋ねました。
「ここで教会を作っているんだ。これが俺の仕事でね。」
「大変ですね。」旅人は労りの言葉をかけました。
「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは家族を養っていける仕事を見つけるのは大変なんだよ。ここでこうやって仕事が できるから、家族全員が食べていくことには困らない。大変だなんて言ったら罰が当たるよ。」
旅人は男に励ましの言葉をかけました。

 

もう少し先に行くと、別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいました。
「あなたは何をしているのですか?」旅人は興味深く尋ねました。
「あぁ、俺たちは歴史に残る大聖堂を作っているんだ。」
「大変ですね。」旅人は労りの言葉をかけました。
「とんでもない、ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだ。素晴らしいことだろう。」
旅人はその男にお礼の言葉をかけました。

 

 

このように、傍から見れば同じような作業をしていたとしても、それをしている自分の仕事に対する捉え方、考え方によって、こんなにも違います。

 

 

愚痴ばかり言いながら嫌々レンガを積んでいるのか、
大変だけど家族を養うためだと言い聞かせ頑張ってレンガを積んでいるのか、
仕事にやりがいを感じ活き活きとレンガを積んでいるのか、

 

 

こういった考え方の違いというのが、実際には熱意(モチベーション)にも大きく影響すると思うのです。

 

 

そして、熱意(モチベーション)が高ければ、能力を高めるための訓練の質も量もより高いものとなり、結果的には能力も高まるのだとも思います。

 

 

そう考えると、やはり、①考え方、②熱意、③能力の順に重要なのではないかな、と思えるのです。つまり「能力」には「熱意」が影響するし、その「熱意」には「考え方」が影響する、ということです。

 

 

しかしながら、一方で「能力→熱意→考え方」の順に目に見えやすいので、人材育成の取組みをする際にも、どうしても目に見えやすく、レベルアップ成果が短期的にも分かり易い「能力」の向上に偏ってしまうことがあります。

 

 

能力向上はもちろん大事ですが、やはり「考え方」の育成もおろそかにせずにしっかりと取組み、バランス良くじっくりと人材育成を行なっていくことが、本当に有益な人材を育成し、経営基盤を強化するには、極めて重要なことではないでしょうか。

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