ナレッジマネジメントとは

ナレッジマネジメント

皆さんこんにちは、アイコンサルティングの畑中です。

 

 

まだまだ、暑い日が続きますね。

 

 

本日は、組織が成長・発展していく為には非常に重要となる、“ナレッジマネジメント”について見ていきたいと思います。

 

 

ナレッジマネジメントとは、個人のもつ暗黙知形式知に変換することで、知識の共有化や明確化を進め、作業効率の向上や新たな発見を可能にしようとする企業マネジメント手法の事を言います。

 

 

暗黙知とは、主観的で言語化することができない知識の事を言います。会社で言い換えれば、社員や技術者が暗黙のうちに有する、長年の経験や勘に基づく知識等の事を指します。

 

 

この暗黙知の概念は、もともとハンガリーの科学哲学者マイケル・ポラニーが提唱したそうです。

 

彼によれば、「人はつねに言葉にできることよりも多くを知ることができ、個人がもつ知識には、言葉で表現できる部分と、言葉で表現できない部分とがあり、前者よりも後者のほうが多くを占めている」そうです。

 

 

例えば、日本の伝統芸能や伝統工芸、職人の世界では、”師匠のワザを見て盗む”という形で、技能が伝承されてきました。これも多くは、言葉に出来ない要素が沢山含まれているからでしょう。

 

その他にも、例えば「自転車の乗り方」や「人の顔の見分け方」等が暗黙知の例として頻繁に挙げられます。

 

 

反対に、形式知とは、客観的で言語化できる知識の事を言います。つまり、文章や図表、数式などによって説明・表現できる知識のことです。

 

例えば、皆さんの職場に置いてあるだろう “マニュアル”は形式知を具体化したものの典型といえます。

 

 

そして、初めにもお伝えした様に、この暗黙知を形式知に変えていく事が、組織が成長する為に非常に重要となってくるのです。

 

 

 

今回は、ナレッジマネジメントの中でも主要なフレームワークである“SECIモデル”について見ていきたいと思います。

seciモデル

 

SECIモデルとは、一橋大学の野中郁次郎氏らが提示したもので、知識の共有・活用によって優れた業績を挙げている“知識創造企業”がどのようにして組織的知識を生み出しているかを説明するためのフレームワークです。

 

 

このフレームワークの中では、暗黙知と形式知が、個人・集団・組織の間で、相互に絶え間なく変換・移転することによって新たな知識が創造されると考えます。

 

 

そして、その段階を、4フェーズ(共同化表出化連結化内面化)に分け、それらをぐるぐるとスパイラルさせていく事で、戦略的に組織としての知識を創造する事を目指していきます。

 

 

それでは、4つの各フェーズをもう少し詳しく見ていきたいと思います。

 

 

◆共同化(Socializaiton)→暗黙知を暗黙知に
共同化とは、経験を共有することによって、精神的、身体的な暗黙知等を創造するプロセスです。「共体験」により、経験を共有することが主な手段となり、お互いに共通の時間や空間を過ごしたりすることによって、他人に共有していきます。例えば、大工さんの親方と弟子の徒弟制度や、企業におけるOJT等が共同化の典型例としてあげられます。

 

 

◆表出化(Externalization)→暗黙知を形式知に
表出化とは、暗黙知を明確な概念に表すプロセスで、手段としては対話や共同思考が活用されます。また、漠然とした捉えにくいものを形にしていく為に、「例え」等の「比喩(メタファー)」や「類推(アナロジー)」等が活用されます。この段階においては、暗黙知から出てきた抽象的なイメージを具体化していく過程において、重要なものに焦点を絞り込み、より具体的に問いを深めていくという作業が必要になるため、論理思考も必要とされます。

 

 

◆連結化(Combination)→形式知を形式知に
連結化とは、表出化された形式知をさらに結びつけて具体化し、最終的な形に落とし込むプロセスです。この段階では、異なった形式知を組み合わせて新たな形式知を作り出します。例えば、表出化の段階で形にしたコンセプトやイメージを顧客データベースと関連付けて、事業イメージやマーケティング施策を具体化したりすること等が該当します。この様に、ネットワークを用いて情報を体系的な知識へと変換することが、連結化の典型例として頻繁にあがってきます。

 

 

◆内面化(Internalization)→形式知を暗黙知に
内面化とは、連結化によって組織としての形式知とされたものを、再度個人の暗黙知として取りこんでいくプロセスです。それにより、知識がその個人と所属する組織の知的資産となっていきます。しかし、内面化は、単に実践するだけで成功するものではなく、自分なりに工夫をし、反省をし、何度も繰り返すことで、真に内面に取り込むことを必要とされています。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

皆さんの会社では、多くの知識や経験を有している社員さんが持つ暗黙知を、他の社員へと共有化する事、また、組織の知識として変換し、活用する事は出来ていますでしょうか?

 

“ナレッジマネジメント”の考え方を一つのヒントとして、より皆様の会社、組織が成長・発展していけば幸いです。

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