目標の重要性

ブログ20170828【目標の重要性】_画像

こんにちは、アイ・コンサルティングの谷川宏樹です。

 

本日のテーマは「○○○の重要性シリーズ」の第8弾「目標の重要性」について。

 

目標管理制度は大手企業では当たり前かもしれませんが、私の肌感覚では、中小企業においても目標管理に取り組もうとする、あるいは取り組んでいる企業が増えてきていると感じます。しかし、なかなか上手く機能していないことも多いようです。

 

 

まず「目標」という言葉の意味について考えてみたいと思うのですが、辞書(大辞林 三省堂)によると、

 

 

①そこまで行こう、なしとげようとして設けた目当て。
②射撃などの、的。
③目じるし。

 

 

と書いてあります。漢字を分解すれば「目」と「標」ですから、

 

 

め・しるべ→目で見て捉えるしるべ、ということなのでしょう。時々、

 

 

「ビジョンと目標の違いは何ですか?」

 

 

という質問を受けます。これに対する回答は一つではないように思いますが、上記の目標の意味から考えれば、本来は、

 

 

ビジョン → 思い描く将来像や未来の光景などの映像的なもの

 

 

目標 → そこに向かうための目当てや的になるもの

 

 

ということになります。

 

 

例えば、東京に行きたいと思ったときに、東京タワーやスカイツリーを目指して歩く。この時、自分が東京にいるイメージがビジョンで、そのイメージを実現させるために目印として定めたもの、東京タワーやスカイツリーが目標となります。

 

 

つまり、ビジョンはイメージ的なもので良いのですが、目標は目当てや的ですので、その機能や役割を考えれば、絶対にイメージ的なものや漠然としたものであってはなりません。それではそこを目指すことができないからです。

 

 

色々な企業で掲げられているビジョンというのは、5年後、10年後のビジョンなどというものもあれば、期限の無いような表現のものもあります。

 

 

5年後のビジョンに対する5年後の目標と言えば、5年後のイメージを実現するために、的とするもの、ということになるでしょうし、

 

 

期限のないビジョンに対する目標は、そこへ近づくためのマイルストーン(途中途中の一里塚)となるでしょう。マイルストーン(一里塚)にしても、当然明確でないといけません。はっきりしているから、それがマイルストーン(一里塚)になり得るわけです。

 

 

また、もう一つ別の視点からも、目標が明確であることが重要です。

 

 

目標はそれをクリアした時に達成感が得られます。人は目標を達成したいと思えばそれが動機付けになります。ちなみに動機付けの要素の中でも「達成」は最も効果があるとされています。

 

 

当社が研修などでお伝えしている「良い目標の3つの条件」というのがありますが、その3つ目に「③達成できたかどうかが判ること」を挙げています。

 

 

達成感を得るためには、目標が明確であり、達成できたかどうか判ることが必要です。曖昧で、

 

 

「ん~、なんだか達成できたと言えばできたような気がするし、未達成と言われればそうかもしれないなぁ。」

 

 

というのでは、歯切れが悪くて、「やったー!!」という達成感はありませんよね。

 

 

達成できたかどうかが判るということは、数値目標であれば最も明確なのですが、ここは注意が必要なところで、やはり数値で表しにくい目標もありますし、数値ばかりを追いかける、酷いとつじつまを合わせるのに必死になっていて、大事な内容が全くおろそかになっている、なんてことになりかねません。

 

 

ということは、数値以外の目標も必要になるのですが、それでもなるべく達成できたかが判るような表現にすることが大切です。

 

 

例えば、5Sをテーマとした時に、

 

 

「今月の目標は、机の上の整理整頓の徹底です。」

 

 

という目標は曖昧です。達成未達成の判定がしにくいですよね。これが、

 

 

「今月の目標は、10日までに机の上の整理整頓を実施し、それ以降、退社時には書類や余計なものを机の上に置いて帰らないことです。」

 

 

と表現すれば、数値目標ほどは明確でないとしても達成できたかの判定ができるようになるでしょう。

 

 

このように、いついつまでにこういう行動をする(行動目標)、いついつまでにこういう状態にする(状態目標)、という表現を使うことで、数値目標でなくてもある程度、目標を、達成できたかどうかが明確に判るものにすることが可能です。

 

 

そして、最後に、大成功した経営者、有名な教育者や哲学者、また脳科学者、など、本当に多くの方々が、人間は思いのこもった明確な目標があると自然とそこに向かっていく、脳が勝手に現状とその目標とのギャップを埋めようとする、というようなニュアンスのことを言っています。

 

 

ポイントは皆「自然に」とか「勝手に」というニュアンスの言い回しをしているのです。

 

 

日本の経営コンサルタントの父とも言われる一倉定先生も、「・・・人間というものは、目標があると、それに向かって努力するという不思議な動物である。・・・この特性を有効に利用しないという手はないのである。・・・」と言っています。不思議だと・・・。

 

 

さて、我社では、目標の偉大な力を、本当に有効に活用できているでしょうか?

 

 

改めて考えてみると、更なる成長・発展の光がまた見えてきそうですね。

 

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