共通言語の重要性

ブログ20170911【共通言語の重要性】_画像

こんにちは、アイ・コンサルティングの谷川宏樹です。

 

本日のテーマは「○○○の重要性シリーズ」の第9弾「共通言語の重要性」について。

 

皆さんの職場には共通言語がありますでしょうか。

 

 

共通言語というと、業界用語や専門用語などのようなものを思い浮かべるかもしれませんが、今回の話は、業界の共通言語ではなく、我社の共通言語、チームの共通言語、についてのお話です。

 

 

例えば、トヨタであれば「Just・In・Time」や「なぜを5回繰り返す」であったり、サントリーであれば「やってみなはれ」や「One Suntory」であったり。

 

 

あるいは、オリジナルの言葉でなくても、「元気な挨拶と明るい笑顔」とか、「ファンづくり」とか、「ゼロベースで考えよう」といった、我社が、これが大切だ、これがカギである、と考えるキーワードをイメージして下さい。

 

 

そのような、我社の社員に大切にしてもらいたい考え方のキーワード、職場や会議で、社員同士、それらの言葉が飛び交う光景を想像してみて下さい。いかがでしょうか。とても良いチームの雰囲気を感じられたのではないでしょうか。皆が積極的な姿勢を持っている活性化された組織の様子が想像されたのではないでしょうか。

 

 

共通言語は良い組織風土を築くのに大きな威力を発揮します。

 

 

当社がお伝えしている「良い組織風土をつくる5つの要素」というものがあるのですが、その2番目に「共通の価値観」というものを挙げています。その共通の価値観を醸成させていくのに絶大な効果があるのが、共通言語をつくり、それを職場に飛び交わせて浸透させることだと、私は考えています。

 

 

経営理念やビジョンの表現にもよりますが、やはりまずはここからキーワードを持ってきて、共通言語化し、職場に浸透させることを考えると良いでしょう。

 

 

また、弊社が組織風土改革や人材育成の支援をさせて頂いている中で、研修などから共通言語が生まれることもあります。

 

 

これは、単発の研修では少し難しく、ある程度の期間、継続的に研修に取り組む場合でないと、なかなかそこまではいかないのですが、

 

 

例えばマネジメント研修の内容の中に「プラス発想」とか「マイルストーン(小目標)」とか「第二領域」とか、キーワードに成り易い用語がいくつも登場します。

 

 

研修を受けた方々がどこを特に重要と感じたかによってどのキーワードが職場に浸透するか異なりますし、どのくらい職場でその言葉を使うかにもよって浸透度も異なりますが、実際に、研修で学んで頂いたキーワードが職場に浸透していくケースがあります。

 

 

受講者の発信だけではなく、オブザーバーとして研修にご参加頂いた経営者や上司の方が、日頃の会議や業務の中で、「研修で学びましたよね?」という意味も込めてキーワードを使って頂くと、より浸透していきます。

 

 

そうして、それが共通言語になってくると、その重要な考え方や視点を持つことが当たり前になってきます。つまり、そのチームの当たり前の基準がレベルアップするわけです。そして、共通言語をお互いに使うことで、仲間意識も強まり、帰属意識やその組織を誇りに思うことに繋がると思います。

 

 

また、実際の事例として、こんな成功事例があります。

 

 

マネジメント研修をまず部長・課長クラスの方々で実施し、

その翌年度に、主任クラスの方々で実施をする。

その翌年度は、まだ受けていない主任・副主任クラスの方々で実施する。

さらに、その翌年度は次代の主任・副主任クラスの候補となる方々で実施する。

 

 

これを各層ごとに適したものに内容の詳細を変えて行なうのではなくて、あえて同じ内容で実施をしました。つまり、部課長クラス~将来の主任候補レベルまで、同じ内容(伝え方が多少違う部分もありますが身につける骨格の考え方は同じもの)、それは広義での中間管理職(上司もいて部下もいる立場の方々全員)に、共通して必要となる「基本」のみに絞って、「基本」を身につけることに集中して行なっていきました。

 

 

それにより、何が起こったかというと、2期目のメンバーが研修での学びを職場に持ち帰った時に、昨年度に受講した1期目のメンバーの記憶の呼び起こしとなり、また3期目のメンバーが学びを持ち帰った時には、1期目2期目メンバーの復習となり、・・・、というように、新しく学びを得た新鮮なメンバーと、それを以前に学んだメンバーとが反応し合い、職場の中でも、理念やマネジメント研修で学んだ重要キーワードが当たり前の共通言語として、飛び交うようになりました。

 

 

その結果、本当に大事な「基本」が、個人個人にではなく「組織に根付いた」わけです。

 

 

こうなると強いです。個人に根付いたものは、例えば何らかの事情でその方が退職した時には、その力は会社から失われてしまいます。しかし、組織に文化のように根付いたものは、そうはなりません。逆に新しく入ってきた方の当たり前の基準を高いものに染めていきます。安定した揺るぎ難い力となるのです。

 

 

ちなみに上記の事例の会社は、今では、その業界において関東圏では指折りの企業に成長しています。もちろん、上記の話だけでなく、他にも様々な取組みや努力をされてきた結果ですが、いずれにしろ、組織基盤を強化する、組織の底力をつけることは、本当に大きな価値があることだと思います。

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