ワークエンゲイジメントとは

ワークエンゲイジメント

こんにちは、アイコンサルティングの畑中です。

 

昨今、人材不足が多くの企業で進展し、限られた人数で最大の成果が求められる中で、熱意や意欲を高め、生産性を向上させる面からも社員一人ひとりのメンタルヘルスが非常に重要視されてきています。

 

平成27年の12月からも、従業員50人以上の事業所に対し全従業員へのストレスチェックと面接指導の実施等を実施が義務づけられましたね。

 

そうした中で、「ワークエンゲイジメント」という概念が重要視されてきています。

 

ワークエンゲイジメントとは、オランダ・ユトレヒト大学のショーフェリ教授によって、バーンアウト(燃え尽き症候群)の反対概念として提唱された、従業員の心の健康度を示す概念で、仕事に対する、

 

熱意(仕事に誇り・やりがいを感じている)
没頭(仕事に熱心に取り組んでいる)
活力(仕事から活力を得ていきいきとしている)

 

の三つが充実している心理状態を指します。

 

 

バーンアウト(燃え尽き症候群)とは、それまで一つの事に精力的に没頭していた人が、あたかも燃え尽きたかのように意欲を失い、社会的にも適応できなくなってしまう状態の事を指します。

 

これらをもう少し分かり易く、“仕事の活動水準”と“仕事に対する態度・認知”から整理すると下記の図の様になります。

ワークエンゲイジメント

 

ワーカーホリズム(仕事中毒)とは、強迫的に仕事をしている状態で、過労死にも繋がるといわれています。また、ストレスは少ないが、活動水準の低いリラックス状態もあり、これでは中々生産性を向上させていく事は難しくなってきますね。

 

 

上の図からも分かる通り、「仕事に関して、ポジティブで充実した心理状態でありながら、活力を持ち、仕事に関して強く意味を見出し、さらに没頭している状態」で初めてワークエンゲイジメントを高めていく事が可能となってきます。

 

 

 

しかし残念なことに、国際的な比較において、日本のワークエンゲイジメントは低いという結果も出ているそうです。

 

 

それではどのようにこのワークエンゲイジメントを高めていけばよいのでしょうか。

 

 

ある研究によると、ワークエンゲイジメントを高める為には、「個人資源」と「組織資源」の二つの要素が深く関わってくるそうです。

 

個人資源とは、心理的なストレスを減らしたり、モチベーションを上げたりする内的要因を指し、

自己効力感(自分にもそれが出来るという自信)
・楽観性
・自尊心

などが含まれます。

 

特に重要となる“自己効力感”を高める為には、効果が高いものから順に、

達成体験
→自分で頑張って成功した。

代理体験
→他の人が頑張っている姿、成功している姿を見て、自分もやれると思う。

言語的説得
→仲間から、「頑張ろう!」「君ならやれるよ!」等と励まされる。

情緒的生理的高揚
→セミナーなどで感銘を受けて、「よしやろう!」と思う。

 

が重要とされており、これらを効果的に組合わせたり、継続的に体験をさせるような仕組みづくりも大切となってきます。

 

 

 

組織資源とは、仕事の負担や悪影響を緩和し、モチベーションを高めたり、組織内の有形、無形の要因を指し、例えば、

 

・上司や同僚のサポート
・仕事の裁量権
・パフォーマンスに対する評価
・仕事上および研修でのトレーニングの機会

 

などが当てはまり、とりわけ、上司の「マネジメント」が非常に重要となってきます。

 

・その仕事の重要さや価値をしっかりと伝えたり、
・仕事の与え方を工夫したり、
・部下を叱る、褒める、感謝する事を正しく使い分けたり、

 

その他にも様々な多くのマネジメントとしての視点が重要となってきます。

 

何より、部下に対する関心やマネジメントをする立場にあるという、自覚意識がまず必要になってくるのかもしれませんね。

 

 

これらの個人資源と組織資源は独立しているものではなく、密接に関係しており、組織資源が充足されていくと個人資源も向上すると言われており、相乗効果も考慮して、積極的に組織の中に仕組み化したり、教育をしていく事が重要となってきます。

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

 

 

ワークエンゲイジメントを高める事が、生産性の向上や、離職率の低下に大きく繋がっていくこと、

 

また、何より、

 

 

みんなが仕事に誇りとやりがいを感じ、熱心に取り組み、仕事から活力を得て活き活きとしている

 

 

それにより、従業員一人ひとりの幸福度も高まりますし、そんな会社が増えてく事で、もっと明るく活気のある社会創りに繋がっていくのだと思います。

 

 

是非、組織改善を行う一つの視点として活用してみてはいかがでしょうか。

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