組織内の対立を活力へと変えるには

対立

こんにちは、アイコンサルティングの畑中です。

 

本日は、コンフリクト・マネジメントについて見ていきたいと思います。

 

コンフリクトとは、「対立」「衝突」「葛藤」を意味する言葉です。

 

最近、テレビをつけると、国際的にも国内的にも多くのコンフリクトが日常茶飯事に起きていますね。

 

企業においても多くのコンフリクトが存在しており、その原因は様々です。

 

各部門間での関係の中であったり、
上司・部下との関係の中であったり、
クライアントとの関係の中であったり、

 

また、刻一刻と経営環境が移り変わり、スピード感を持ってその変化への適合が求められる昨今においては、変化を推進する人達とそれに抵抗する人達の間でもコンフリクトが生まれたりしています。

 

更には、成果主義的な人事制度の進展や、正規・非正規、定年後の再雇用、外国人労働者等、働き方や個々の従業員が置かれている背景や価値観も多様化が進展する中で、様々な意見の対立がより生じやすくなっているのではないでしょうか。

 

こう聞くと、コンフリクトとは一見ネガティブなものとして捉えられがちですが、このコンフリクトについて様々な研究がされており、

 

 

「調和的で平穏な協力的集団は停滞しがちであるので、効果的にコンフリクトを起こす必要がある」

 

 

といった調査結果も出ています。

 

 

例えば、率直な意見を言い合える環境ができる事で、新たな気づきやアイデアが生まれたり、意思決定の質を高められたりと、組織に変革をもたらす要素としてコンフリクトが働く事もあります。

 

 

そして、コンフリクトを活用し、戦略的に組織変革や強化に役立てようとする、コンフリクト・マネジメントという手法が次第に使われるようになってきました。

 

 

コンフリクトについてもう少し深く見ていきたいと思います。

 

コンフリクトを生む要素大きく3つあると言われています。

 

・立場や役割の違いから生まれる「条件の対立」
・戦略や方針に対する思考、価値観の違いなどから生まれる「認知の対立」
・「条件の対立」と「認知の対立」が継続することによって生まれる「感情の対立」

 

「条件」や「認知」の対立は「タスク・コンフリクト」と呼ばれ、異なる意見があることで発生する理性的対立なのに対し、

 

「感情の対立」は「リレーションシップ・コンフリクト」と呼ばれ、人間関係の好き嫌いや立場の違いからくる感情的な対立です。

 

 

これらの中で「感情の対立」がもっとも解決をするにあったって難易度が高く、タスク・コンフリクトがこじれて、リレーションシップ・コンフリクトに変化していかない様に注意していく事が重要となってきます。

 

 

そして、コンフリクトが発生した時の対処法として、下記の5つがあると言われています。

 

① 競争
権力や圧力を利用し、自分の意見を強制する方法で、相手の意見を受け入れないため、Win-Loseの関係となります。

② 受容
相手の意見や要求を優先して、それに従うことで、自分の意見が受け入れられないため、Lose- Winの関係となります。

③ 妥協
双方の意見から妥協点を探ることですが、このケースではどちらの要求水準も下がるため、双方にとって満足のいく結果にはなりません。

④ 回避
双方が解決を回避し、先延ばしする方法で、いわば双方が現実逃避することであり、Lose-Loseになる可能性が高くなります。

⑤ 協調
双方の意見や利益を尊重し、お互いがWin-Winとなる解決を目指す前向きな方法です。

 

 

コンフリクト・マネジメントにおけるコンフリクトの解消とは、対立する双方の関係を双方が勝つ「Win-Win」の状態へ移行させることであり、もっとも望ましい解決は「協調」だと言われています。

 

 

そして、コンフリクトに正しく対処してWin-Winの関係へと導く為には、

 

まず、お互いの意見を全て出し合って、意見が一致している点と対立している点を洗い出し、対立している点から論点を整理し、コンフリクトの原因を明確にしていきます。

 

その上で、客観的な視点から、自分たちが仕事をする上での目的や方向性を再認識し、双方がお互いの立場にこだわり過ぎず、建設的な態度でWin-Winの解決ができるような解決案やアイデアを出し合い、そこで合意した点を実行する事で双方が納得できるかと思います。

 

 

もちろん、この様な段階を踏んでいく為には、お互いが意見を否定したり無視するのではなく、フラットな立場で率直な意見交換ができる組織風土をつくる事が大切となってくるかと思います。

 

また、コンフリクトの重要性やそのメリットを全員が共有する事もコンフリクトを上手く活用するための一つの要素となってくるでしょう。

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

 

コンフリクトのプラスの側面にも着目すると共に、それに対処する術を備える事で、より組織を活性化させる手段の一つとして上手に活用してみてはいかがでしょうか?

 

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