徳川家康に学ぶ人材育成・組織づくり

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こんにちは、アイ・コンサルティングの谷川宏樹です。

 

「偉人に学ぶ人材育成・組織づくりシリーズ」今回第2回のテーマは「徳川家康に学ぶ人材育成・組織づくり」です。

 

徳川家康は、部下をとても大切にしたと言われており、こんな名言を残しています。

 

 

「宝の中の宝といふは 人材にしくはなし」

 

 

「宝の中でも特に宝といえるものは、人材の他にない」ということです。

 

 

豊臣秀吉に刀や茶器などの宝物自慢をされた際にも「徳川殿の宝物はどんなものがあるかぜひ見せてくれないか」と言われ、「私は田舎者で財力も十分でなく、珍しい宝物は持っていません」と応えるも「そう言わずに教えてくれないか」と執拗に迫られ、そこまで言うなら、ということで「私のために命を懸けて働いてくれる部下たちです。」と応えたと言います。

 

 

おそらく、本当に素直にそう思っていたのでしょうね。部下のことを心から素直にそう思っていることが、まず、信頼関係の一番の基礎になっていたのではないでしょうか。

 

 

三河の小国だった頃のこんなエピソードがあります。

 

 

三河の拠点の一つである一宮城を本多百助という家臣が5百の城兵で守っていました。その城が今川氏2万の兵に攻められた際、家康は、律儀に城を守る百助を救出するために3千の兵を率いて出撃します。

 

 

周囲の家臣たちは、諦めるように必死に説得しますが、家康は「城の守りを命じたのは自分であって、必死に戦っている部下を助けに行くのは当然のことだ。敵の兵力が多いからといって見殺しにはできない。もしそれで討ち死にしたとしてもそれは天命だ。信義を貫く為に死ぬなら本望である。」と言い、家臣たちの制止を振り切って出撃し、百助を救出したそうです。

 

 

部下に対する思いやり、そして、トップとしての覚悟と責任の在り方が貫かれています。

 

 

家康は、部下の失敗に対して、驚くほど寛大だったようです。この辺は部下の失敗に対して大変厳しかった織田信長とは極めて対照的ですが、自分の大切な息子を死なせる原因を作ってしまったような重臣も排斥せずに引続き重臣として用いています。また、父の代に反逆した家臣も許し、側近や参謀役として重用するなどもしています。

 

 

過去の経緯は水に流し、味方として活躍してもらうことを重要視していたようです。

 

 

また組織運営の特徴として、一人で物事を決めるのではなく、話し合って物事を決める合議制を重視しています。

 

 

家康は岡崎の城下町に町奉行というポストを設け、高力清長、本多作左衛門重次、天野三郎兵衛の3人をこの役職に当てています。この3人は「仏の高力、鬼の作左、どっちつかずの天野三郎兵衛」と人々に言われ、要するに対照的なタイプの2人とその中間の1人という3人が上手くバランスを取って治めていたというわけです。これが本当に上手く機能していたようです。

 

 

この他にも、家康は中間管理職の役職には必ず複数名を置き、一人で物事を決めてしまうのではなく、合議することを促進しています。

 

 

これは、各々の視点から、様々なモノの見方を出し合うことで、より正しい決断ができるようにするということもありますが、

 

 

実はもう一つ、決めた一人以外の者が他人事で無責任になってしまうのではなく、皆が責任感を持つ状態を作る狙いがあったのではないかと思います。

 

 

そして、このような家康の、思いやり、寛大さ、傾聴の姿勢、合議を重視する考え方、これらは「和を以て貴しとなす」という考え方と整合しています。

 

 

徳川家康の時代よりも1千年ほど前に、聖徳太子が十七条憲法で述べられたこのことが、やはり私たち日本人の文化においては、古くから精神の根底にあるのではないでしょうか。

 

 

徳川政権が265年に亘って長期に持続できたのも、組織運営の在り方が、日本人の根底に根付いたそういう精神と整合していたことが根源的要素の一つになっていたのではないかな、と私は思っています。

 

 

今回の内容は以上です。ここからは完全に余談ですが・・・、

 

 

実は、私、谷川は家康の故郷である三河の出身です。そして実家の住所は、岡崎市の隣町なのですが、愛知県額田郡幸田町高力熊谷・・・です。熊谷は高力(コウリキ)氏が昔名乗っていた姓であり、上記文中に登場した高力清長の居城があった本当にすぐそばに実家があります。

 

 

そういう意味では、私にも三河武士の血が流れていたりして、徳川家康公について書いた今回のブログは少しひいき目になっているかもしれませんね。

 

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