織田信長に学ぶ人材育成・組織づくり

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こんにちは、アイ・コンサルティングの谷川宏樹です。

 

「偉人に学ぶ人材育成・組織づくりシリーズ」今回第4回のテーマは「織田信長に学ぶ人材育成・組織づくり」です。

 

 

織田信長のイメージというと、まさに「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」の歌の通り、残虐非道な印象が強いですよね。確かにとても厳しい罰を与えるし、時にはそのまま切り殺すこともあったようです。敵将の頭蓋骨で祝杯を上げるなど、お互いに人を殺す経験もたくさんしている戦国時代の猛者たちですら、ドン引きしていたようです。

 

 

信長のやったことや功績は数多くありますが、特徴として、それまでの価値観では考えもしないような新しいことを生み出したものが多いということだと思います。信長は、(どうしてそこまで強くそう思ったのか、私もまだまだ勉強不足でよく分っていないのですが、)とにかく、それまでの価値観を壊して、新たな価値観を生み出すこと、つまり価値観の大変革を行なったわけです。

 

 

世の中の一般常識や価値観は変えることができます。が、それはそう簡単なことではありません。旧態依然の価値観をまず徹底的に壊す必要があり、信長も厳しいことを色々とせざるを得なかったのかもしれませんね。

 

 

さて、組織づくりという観点からみれば、信長は「仕事は個人ではなく組織でするもの」という新たな価値観を強く持っており、マネジメントという機能を大変重要視しています。

 

 

それまでの戦国時代の武将は、自分が先頭に立って敵陣に切り込み、俺に続けと部下を引っ張っていくもので、そういう勇敢な武将こそが勇将と讃えられる価値観が一般的でしたが、信長は「そんなことをしていたら、有能なマネージャーを次々と失ってしまう」と考え、自分が先頭に立つのではなく、後ろから人を動かして成果を上げる武将を高く評価しました。秀吉などはその最たるものだと思います。

 

 

現代でも、なんとかギリギリ目標を達成して頑張っているように見えるチームがあったが、フタを開けてみたら、マネージャーひとりがチーム成果の半分以上を直接的に上げており、実はマネージャーの孤軍奮闘によって、なんとか目標を達成しているような状況だった。ということが起こっていたりします。

 

 

これでは当然、部下が育っていませんし、さらなる発展は見込みにくいです。そのマネージャーがなんらかの事情で戦線離脱したら、チームの力は著しく低下してしまいます。こういう孤軍奮闘型マネージャーは織田軍団では評価されない、ということです。

 

 

組織でより高い成果を継続的に上げていこうと思えば、やはり、マネージャーは自分がプレイヤーとして成果を上げるのではなく、人を使って成果を上げることを考えなければなりません。

 

 

また、組織の形態にも、それまでの価値観では考えられない大きな特徴がありました。それは、今でいうプロジェクト型の組織を組んでいたということです。

 

 

想像して頂くと分かるかと思いますが、他の一般的な戦国大名の組織というのは、大名の下の、武将の下に元々それぞれの武将の家来たちがたくさんいて、組織形態としては固定的で、常にその塊で命令を受け、仕事や戦に取り組むことになります。

 

 

しかし、織田軍団は、ある案件(戦、城の建設、治水工事、など)があると、それに取り組むチームを都度編成します。この案件に対して、どの武将にマネージャーを任せるか、その下に誰をつけるか、ということを考えて最適なチーム編成をするわけです。そして、その案件が完了したら、そのチームは解体し、また別の案件にバラバラに散っていくことになります。

 

 

「(企業において)組織とは、企業目的を達成するために、企業構成員を効果的かつ効率的に協働させるための手段である。」アーネスト・ディールさんの言葉ですが、簡潔にいえば「組織は目的達成のための手段である」と言っています。

 

 

つまり、組織ありきではなく、目的ありき、それを達成するための手段としての組織。ということは、組織というものは、目的達成のために最適でなければならないということです。

 

 

まさに、信長はこの考え方を持っており、組織ありきの昔の価値観をガラリと変え、その時々のプロジェクトの目的達成のために、最適なチームを流動的に編成したわけです。

 

 

時代が500年近く後になった今現在、信長の組織運営の考え方になるほど上手に組織を動かすポイントを押さえていたのだな、と思うわけですが、その時代には現代とは全く異なる皆の常識的な価値観があり、それが当たり前とされていた世の中にいて、なぜ、こんなにも新たな考え方や価値観を信長が持てたのか。

 

 

信長がそれまでの価値観をガラリと変えたことは組織運営だけではなく、経済面や文化面など、枚挙に遑がないといってよいほど、たくさんあり、本当に不思議に思います。その辺りに思いを馳せながら、もっともっと勉強して掘り下げてみると面白そうです。

 

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